柴宮です。
先日、みずほ銀行などのメガバンクが、住宅ローンの金利を約6年振りの水準に引き上げたという速報をお知らせしました。
ここで住宅ローンの最新の現状をわかりやすく解説しましょう。
まず住宅ローンの金利は10年などの一定期間、適用金利が変わらない固定タイプと、半年ごとに適用金利を見直す変動タイプの2種類があります。
今回、メガバンクが引き上げてきたのは固定タイプの金利です。
銀行は長期金利の指標となる10年物国債の利回りなどを基準に固定タイプの金利を決めています。
今回長期金利が6年ぶりの水準に上昇したのを受けて銀行は上昇分を固定金利に反映したわけです。
一方、短期プライムレートと呼ばれる金利が基準となる変動タイプの金利は据え置きました。
短期プライムレートは日銀の政策金利の上げ下げに連動しています。
日銀は2016年2月にマイナス金利政策を導入してから政策金利を変えていないので、基準金利も事実上固定されています。
これに伴い現在、各銀行は基準金利からの引き下げ幅を競っています。
また日銀も現在の金融緩和を修正する必要は全くないという姿勢を貫いています。
専門家は現在の日銀総裁である黒田氏の任期2023年4月までは変動金利は上がらないだろうと読んでいます。
変動金利で当面、超低金利のメリットを受けるのか、固定で先行きの金利上昇の不安を小さくするか。
これからのマイホーム希望者は今まで全く心配する必要がなかった、金利上昇を考えた選択に迫られるのが、最新の住宅ローンの現状です。
住宅ローンの選択も難しい時代です。
FP柴宮による資金計画相談承っておりますので、是非ご相談ください。
では、See You Tomorrow !
営業●不動産●リノベーション 柴宮 亘