先日、配筋検査を受けました。
第三者検査機構のJIOによる配筋検査、指摘もなく無事に合格しております。
今回はそんな配筋検査のどのような所をチェックされているのかを解説したいと思います。
まずは配筋のピッチ。
縦・横ともに決められたピッチで施工できているかの確認です。
写真ではわかりにくいですが鉄筋も基本2種類の太さを使い分けています。
基本13mmと10mmの太さの鉄筋を使い分けております。
次に鉄筋の継ぎ手の重ね代。
鉄筋の重ね代にも決まりがあり、40d以上とされています。
dとは鉄筋の直径です。
例えば13mmの鉄筋であれば13×40=520mm以上の重ね代が必要になります。10mmであれば400mm以上です。
重ねる場合にもう一つ注意したいのが鉄筋を3本重ねてはならない事です。
上の写真で斜めになっている鉄筋があります。これは鉄筋が3本重ならないようにあえて斜めにしているのです。
理由は鉄筋を重ねすぎるとコンクリートの付きが悪くなるからです。
ここにも職人さんの丁寧さが感じられます。
他にも人通口といわれる開口部の位置・補強の確認、かぶり厚(コンクリートの厚みの確保)など、いろいろなチェックが行われた上で合格がもらえるのです。
今回も検査員の方から、指摘なく合格を頂くことが出来ました。
丁寧に仕事をして頂いている職人さんにも感謝です。
工事部 西澤