梅雨が明けて、グラッソのある近江八幡市も暑い日が続きますが
皆様いかがお過ごしでしょうか。
最近ついに老眼鏡デビューした設計 向井です。とてもよく見えます。
私自身もそうでしたが、落ち着いた雰囲気を求め電球色をベースにした
照明計画とするケースが多いのですが、やはりこうなってくると昼白色の
光源にしておけばよかったと思います。
今、家づくりをされている方は光色を切り替えられる商品も出ているので
参考にしていただければと思います。
今回はそんな照明についてではなく、気密性能について触れようと思います。
最近のグラッソのお家での気密測定の結果(C値)は
0.32(㎠/㎡)
0.42
0.43
0.48
0.30
0.20
とコンスタントに0.5を切っています。
C値はゼロに近づくほど高気密になりますが
あまり追求しすぎても大きな差がないとも言われています。
(コストとのバランスですね)
反対に気密性能が悪い(隙間が多い)ことによるデメリットは
フィルターを通さない汚れた空気が入ってくることや
冷暖房の効率を下げることなどいくつもありますが、
24時間換気が機能しなくなるということもあげられます。
隙間が多いと不規則に空気が入り込んで、24時間換気における
正規の空気の入口である給気口からの給気量の割合が少なくなります。
C値が5.0(㎠/㎡)の場合、本来給気口から入るべき空気の15%しか
入ってこないというデータもあります。(85%は隙間から入る)
つまりどんなによい換気システムを採用しても、気密性能の低い家だと
その能力を十分に発揮できないということになります。
C値は計算ではなく実際に測定しないと出てこない数字です。
住宅会社選びの際にはどんな換気システムや断熱材を採用しているのかの
他にも、どのくらいの気密性能で施工されているか確認することも大切ですね。